2019年6月1日

特殊清掃 とは

特殊清掃とは

一般的に 「孤独死」「事故死」「自殺」 のお部屋の清掃業務を指します。

大阪では 在宅死(孤独死) 年間 約17000人 ・・・・・H27年度調べ

     自殺      年間 約1300人  ・・・・H30年度調べ

件数は年々増加傾向にあります。

その現場は悲惨なものが多く、ご遺族様も家に入れないようなケースばかりです。

亡くなられた遺体は警察官が回収しますが、ご遺体からは体液などが分泌され蛆などが湧きます。

ご遺体を発見されるのが遅くなるほど現場はひどくなっていきます。

死後数時間程度なら、特殊清掃は必要ありませんが

多くの場合は死後1週間程度で発見されます。

それはご遺体から発せられる臭い(死臭)によって近隣住民などからの通報で発見される為です。

気候にもよりますが、死後1週間経つと体液や蛆などで床などが侵され始めます。

体液や臭いは通常の清掃では落ちません。

もちろん市販の薬剤などでも落ちません。

そして感染症などの恐れもあるため、迂闊に現場に入るのも危険が伴います。

その時、必要となってくるのが

特殊清掃です

特殊清掃を行うためには、適切な薬剤や豊富な知識が必要となってきます。

事件現場特殊清掃士 という資格があるのはご存じでしょうか。

この資格は 特殊清掃に必要とされる様々な知識や手法を学んだ物に付与されます。

特殊清掃 大阪 と検索すると沢山の特殊清掃業取り扱い事業所がヒットしますが、大切なのはこの事件現場特殊清掃士が在籍しているかどうかです。

特殊清掃を行う場合まずは残置物の撤去が必要不可欠になります。

それは何故なのか

ご遺体から分泌された体液は目で見えますが、臭いは様々なところに付着しますし、万が一残置物に体液が付着していた場合はその周辺も清掃しなくてはいけないためです。

特殊清掃が必要な現場の一例
黒いシミが体液の痕

よって 特殊清掃 遺品整理 は同時に行う必要があります。

遺品整理については別記事にて詳しくご紹介いたしますが

遺品整理士という資格もあります。

スターチスでは事件現場特殊清掃士と遺品整理士が在籍しております

残置物の撤去が済んでから特殊清掃に移ります。

拭き掃除(固形物の撤去)

体液など特殊な薬剤で拭き取ります。

この際血液などが凝固している場合がありますが、スクレーパーなどで削り落とします。

多くの場合は床(クッションフロア)などに体液が浸み込んでいますので、床の撤去も必要となってきます。

賃貸であれば管理会社様やオーナー様に相談する必要があります。

次に壁や天井の清掃を行います。

ご遺体からは独特の臭い(死臭)が放たれます。

臭いは目で見えませんので片端から清掃をしていくことが重要です。

臭いはどのように落とすのか。

臭いは洗い落とすことが可能です。

正確には洗い落としても100%は落ちませんが、臭いの大まかな元は拭き掃除にて落ちます。

床(クッションフロア)剥した後の消臭確認作業

この際も、特殊な薬剤を用いて清掃します。

天井はモップなどで隅々まで拭きます。

拭き掃除が終わりましたら、臭いの成分を分解していきます。

臭いの成分は オゾンショックトリートメント と言う手法で分解していきます。

オゾンショックトリートメントとは、オゾン(O3)を専用の機材で発生させ、臭いの成分と結合させ無臭化していきます。

多くの場合はこの一連の作業にて無臭化します。

まれに臭いが残る場合は、作業日を新たに設け何度も同じ作業を行っていきます。

特殊清掃が完了したらご依頼者様、オーナー様、管理人様などにご確認いただき作業完了となります。

まとめ

特殊清掃とは

孤独死などによる現場の現状復帰を行う一連の作業のこと

業者選びは 事件現場特殊清掃士 遺品整理士 の資格者が在籍していること。

また、リフォーム業者との提携があり、様々なサポートを行ってくれること。

これらが大切になってきます。

スターチスでは、すべての条件をクリアしています。

大阪の特殊清掃はスターチスにお任せください。