2019年6月4日

ゴミ屋敷・汚部屋

ゴミ屋敷とは読んで字のごとく、ゴミで溢れて生活が困難になってしまっている家のことを指します。

誰しもが初めから、部屋を汚して使おうなんて思わないはずです。

しかし、そこには様々な背景があります。

・ゴミの処分を怠った

・思い出があるから捨てられない

・いつか使うかもしれないから

ゴミ屋敷になってしまったケース
生活ゴミが捨てられなくなったケース

一概にゴミ屋敷と言っても、住まわれている方はゴミ屋敷だと思っていないケースもあります。

ゴミ屋敷になって行くにつれ、自分で片付けられなくなってきます。

そのまま放っておくと、次は依頼して第三者に片づけてもらおう と言う事すら恥ずかしく感じ、そのまま放置されることが多くあります。

しかし、我々業者目線で言わせていただくと正直な話

「まったくなんとも思いません」

分別しながら袋に入れている様子

それはそれで、どうなんだ。と、お思いかもしれませんが

業者は「早く片付けよう」「怪我をしない様に気を付けないと」

くらいしか思っておりません。

もちろん仕事に対しては壁を傷つけないように気を付けたり、搬出時に周りから見えない様に気を付けたりとしています。

あくまで我々業者が依頼されたゴミ屋敷の部屋を見た時、何を感じるかです。

ゴミ屋敷を放置するメリットは何もありません。

放置すればするほど、様々なデメリットが発生します。

どのようなデメリットが発生するのか。

・ゴミは種類によって家を蝕んでいきます。

床に置かれたゴミの上にゴミが幾度となく重なり、その上に液体をこぼしてしまう。

すると湿気を含んだゴミが床を蝕んでいきます。

湿気により木が腐り、床が抜ける場合もあります。

壁も同じくゴミが接触し続け、やがて湿気が発生し壁を腐らせてしまう。

この場合、ゴミの種類として大まかに紙、衣類などが当てはまります。

・ゴミの片づけだけでは済まなくなってしまう。

独身男性などに多く見受けられる、コンビニ弁当のゴミやカップ麺の食べ残しのゴミ。

最初はなんともなかったが知らず知らずのうちにゴミが増えて行き、身動きが取れなくなった頃あたり。

市役所や管理会社から連絡が入ります。

「臭いによるクレームが多数寄せられています」

こうなってしまっては片づける他ありません。

しかし、ゴミによって臭いが出てしまった場合ほとんどがゴミを片づけるだけでは臭いはなくなりません。

床や壁、天井に臭いは浸み込んでしまっています。

その場合は特殊清掃に近い作業が必要となってきます。

特殊清掃の様子
特殊清掃の様子

結果施行賃が高額になってしまったり、作業日数が増えてしまったりします。

また、別の問題として孤独死や火災の原因となる恐れもあります。

ゴミ屋敷の片づけ方

①玄関から徐々に片づけていく

何を言っても玄関から片づけて、ルートの確保に入ります。

しかし中には、玄関から入れない場合もあります。

その場合でもなるべく玄関から出せるようにルートを確保していきます。

仕分けながらどんどん進んでいきます。

仕分けの内容は紙、衣類、生ごみ、プラなど細かく分けていきます。

②各部屋のゴミの分別

床の面積を広げるイメージでゴミの分別を行っていきます。

この時一度にどんどん運び出してしまうと通路がパンクしてしまうのでタイミングを合わせスタッフ一同となり運び出します。

ゴミの種類により袋の大きさも変えていきます。

同じ種類のゴミが多いときは70Lの袋

種類がバラバラな時は45Lなど

これ以降はご依頼の内容によって変わってきます。

  • このまま家の中を一度綺麗にしたい。

遺品整理と同じ手順で行っていきます。

しかし、まだ住まわれている方の衣類や使われるものには極力触らないようにします。

その後何度も家財等を移動させて空いた部屋を清掃し、また家財を再配置していきます。

なるべくこのような作業を行うほうが好ましいです。

  • ゴミを片づけ終わったら清掃作業に移ります。

家財等には触れずにそのまま清掃作業を行います。

清掃は床や壁の汚れの程度に合わせます。

簡易清掃で綺麗にできる場合、特殊清掃が必要な場合など様々です。

どのようなケースにも豊富な知識や実績を生かし、柔軟に対応致します。

スターチスでは様々なゴミ屋敷の清掃を通して生活環境の改善などもお手伝いできればと思っています。